二つ割れ鋳造管

大径で且つ、半円同士の繋ぎ構造となるため、最終的に組み合わせた際の内径の真円度にいびつが出やすく、加工に細心の注意が必要となります。

鋳造工程でも大型の物は巣*が出やすく製作難度の高いものとなります。本件の真円度はほぼゼロで、鋳造工程でも巣は出ませんでした。

*巣（ス）とは鋳造工程で溶かした鋳鉄を型に移す際に入ってしまう空気穴のことです。鋳造面が表面上綺麗に見えても切削時にその空気穴が虫の巣のように現れることがあります。